ストラテラは長期服用して大丈夫?10年以上飲んで分かったこと

ストラテラ、10年服用リアル体験談

ADHDの治療薬として処方される「ストラテラ(アトモキセチン」。(以下ストラテラと表記)
しかし、実際に服用するとなると

・本当に効果はあるの?
・副作用は大丈夫?
・長く飲み続けても問題ない?

このような不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

私自身、ストラテラを10年以上服用しています。
その中で、効果を感じたこともあれば、副作用に悩んだ時期もありました。

この記事では、ストラテラを長期間服用してきた経験から

・実際に感じたメリット
・長期服用で分かったデメリット
・副作用の変化
・どんな人に向いている薬なのか

などを、実体験ベースでまとめました。

これからストラテラを服用する方や、現在服用していて悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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目次

ストラテラとはどんな薬?

ストラテラ(一般名:アトモキセチン)は、ADHD(注意欠如・多動症)の治療に使われる薬です。
子どもだけでなく、大人のADHDにも処方されることがあります。

ADHDの薬には「刺激薬」と「非刺激薬」の2種類がありますが、ストラテラは非刺激薬に分類されます。
そのため、コンサータなどの刺激薬とは作用の仕方が少し異なります。

ストラテラは、脳内の「ノルアドレナリン」という神経伝達物質の働きを調整することで、注意力や集中力の改善を助けるとされています。

また、刺激薬と違い、飲んですぐに強く効果が出るタイプの薬ではなく、数週間かけて少しずつ効果を感じる人が多いといわれています。

主に次のような症状の改善が期待されています。

・集中力が続きにくい
・不注意によるミスが多い
・衝動的に行動してしまう

ただし、薬の効果や副作用には個人差があり、必ずしもすべての人に同じように効くわけではありません。

この記事では、私自身がストラテラを10年以上服用してきた経験から、実際に感じたメリットやデメリットなどについて紹介していきます。

※本記事は筆者の体験や公開されている情報をもとに作成しています。
医学的な診断や治療を目的としたものではありません。
症状や治療、薬の服用については必ず医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。

ストラテラを10年以上服用している私の状況

私は現在36歳で、ストラテラを服用し始めてから約10年になります。
振り返ると、この薬を飲み始めたことが私の人生の大きな転機になりました。

ADHDの診断

ADHDと診断されたきっかけは、私が通所していた「リワーク」という施設でした。
そこでスタッフの方から、私の行動について「もしかすると発達特性があるかもしれない」と指摘され、「WAISという知能検査を受けてみてはどうか」と勧められたのです。

それまでの私は、朝起きることがとても苦手で、生活リズムも乱れがちでした。
また、頭の中では常に考えごとが続いていて、落ち着かない状態が当たり前になっていました。

朝起きられないこともあり、「普通の仕事を続けるのは難しいかもしれない」と感じ、半ば諦めていた時期でもありました。

そんな中で知能検査を受けた結果、ADHD(注意欠如・多動症)と診断されました。

診断の翌日から、ストラテラ40mgを1錠服用することになりました。
私の場合は、服用してから1時間ほどで、頭の中で止まらなかった考えごとや落ち着かなさが、すっと軽くなったのを覚えています。

当時悩んでいた症状の多くが改善し、「これまで感じていた生きづらさはこれだったのか」と気づいた瞬間でもありました。

その後、服用量は

40mg → 80mg → 60mg

と調整され、現在は60mgで落ち着いています。

※この記事では、筆者が実際にストラテラを服用した経験をもとに感想を書いています。
薬の効果や副作用には個人差があり、すべての人に同じ結果が出るとは限りません。

ストラテラを服用して感じたメリット

ここでは、私がストラテラを服用して感じたメリットを4つ紹介します。

1. 朝起きられるようになった

私にとって一番大きなメリットはこれでした。

以前の私は、朝に目は覚めるものの、ベッドから起き上がることができませんでした。
横になっている状態で脳が動き始めると、

「服を着替える」
「顔を洗う」
「ご飯を食べる」

といった朝のタスクが一気に頭の中に浮かび、やることが多すぎて混乱してしまいます。

その結果、「もういいや、今日はやめよう」と思ってしまい、再び寝てしまうことがよくありました。

しかしストラテラを服用してからは、頭の中の考えが整理され、朝の行動を一つずつ進められるようになりました。
以前よりもスムーズに起きられるようになったのは、私にとって大きな変化でした。

2. 不安が減った

ストラテラを服用して感じたもう一つのメリットは、不安が減ったことです。

以前の私は、頭の中で考えごとが止まらず、同じ心配事を何度も繰り返し考えてしまうことがありました。
いわゆる「反芻思考」のような状態で、頭の中が常に落ち着かない感覚が続いていました。

特に夜になるとその傾向が強くなり、不安が高まってしまい、なかなか眠れないこともありました。

しかしストラテラを服用してからは、頭の中の多動が落ち着いたことで、余計な考えごとが減り、不安も和らいでいきました。
その結果、夜も眠りやすくなり、生活リズムが整うという良い循環が生まれたように感じています。

3. 身体の多動性が減った

私の場合、身体の多動性が減ったことも大きな変化でした。

学生の頃から、授業や勉強などでじっと座って集中することがとても苦手でした。
頭では「集中しなければ」と思っているのに、身体は動いていたくなるという、うまく説明できない状態でした。

そのため社会人になってからも、長時間じっとしていることに強いストレスを感じていました。
特に事務職のように座って作業する仕事は、自分には向いていないと感じていました。

障害者雇用では事務職の募集が多いため、「この先長く働くのは難しいかもしれない」と感じ、将来に対して強い不安や絶望感を抱いていた時期もありました。

しかしストラテラを服用するようになってから、身体の多動性が徐々に落ち着いていきました。
以前よりも座って作業を続けられるようになり、今ではこうしてパソコンの前でブログ記事を書くこともできています。

4. 会話がまとまり、相手の話を最後まで聞けるようになった

ストラテラを服用して感じた変化の一つに、会話が以前よりスムーズになったことがあります。

以前の私は、身体の多動性や頭の中の多動の影響もあってか、自分の考えを相手にうまく伝えることが苦手でした。
話そうとすると、頭の中で内容を整理することができず、話がまとまらないまま伝えてしまうことが多かったのです。

また、相手の話を最後まで聞かずに途中で話を遮ってしまうこともありました。
自分でも気づかないうちに、自分の話ばかりしてしまっていたこともあったと思います。

しかしストラテラを服用してからは、頭の中で話の流れを整理しやすくなり、説明する際の段取りも考えられるようになりました。
また、相手の話を落ち着いて最後まで聞く余裕も生まれ、以前より会話がスムーズになったと感じています。

このように、私にとってストラテラは生活を大きく変えてくれた薬でした。

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ストラテラを10年服用して感じたデメリット(副作用)

ここでは、ストラテラを約10年服用してきた中で感じた副作用について紹介します。
私が経験したものを、**短期的な副作用(服用を続けることで軽減・消失したもの)**と、長期的に感じたものに分けてまとめました。

短期的な副作用(飲み続けることで自然と軽減していったもの)

1. 胃がもたれる

ストラテラを飲み始めた頃は、十分な量の水と一緒に飲まないと、胃が焼けるようにもたれることがありました。

特に、カプセルが胃の上部で溶けてしまった場合には、喉のあたりまで焼けるような感覚があり、かなり不快だったのを覚えています。

当時は大きめのカプセルしかありませんでしたが、現在は小さい錠剤タイプもあります。
私の場合は錠剤タイプに変更してから、このような胃もたれはほとんど感じなくなりました。

長期的な副作用(現在も少し残っているもの)

2. 夜の睡眠の質が少し悪くなる

ストラテラは、脳内の「ノルアドレナリン」という神経伝達物質の働きを高める薬です。
ノルアドレナリンは、緊張したときや集中しているときに分泌が高まる物質として知られています。

その影響もあってか、私の場合は夜になると頭が少し興奮したような状態になることがあり、睡眠の質が少し下がると感じることがありました。

現在は睡眠薬を併用しているため大きな問題にはなっていませんが、ストラテラを服用していると、寝つきや睡眠の質に多少影響が出ることもあると感じています。

最近はヤクルト1000を飲んだときに、睡眠の質が良くなったように感じました。熟睡感が違うと感じることもあります。

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耳栓は毎日使うものなので、現在は価格が手頃で、つけ心地の良いものを選んで使っています。
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ストラテラは長期服用しても大丈夫?

ストラテラは2009年に発売された薬であり、比較的新しい薬といえます。そのため、合う人と合わない人がいるのは当然だと思います。

ただ、もし自分に少しでも合っていると感じるのであれば、一定期間は続けてみるのも一つの方法だと思います。副作用の中には、服用を続けることで徐々に軽減していくものもあるからです。

長期服用については、私自身が実際に10年以上服用してきましたが、現時点では大きなデメリットは感じておらず、むしろメリットのほうが多いと感じています。また、長く服用する中で新たな副作用が出てきたということもありませんでした。

個人的な印象ではありますが、SSRIのように複数の受容体に影響する薬と比べると、ノルアドレナリンに主に作用するストラテラは、比較的シンプルな作用機序の薬だと感じています。そのため、依存性も少なく、長く付き合いやすい薬ではないかと思います。

こうした点から考えると、ストラテラは過度に身構える必要はなく、ADHDの症状改善に役立つ可能性のある薬の一つだと私は感じています。

まとめ

この記事では、私がストラテラを約10年間服用してきた経験をもとに、感じたメリットや副作用について紹介しました。

私の場合、ストラテラを服用することで

・朝起きられるようになった
・不安が減った
・身体の多動性が落ち着いた
・会話が整理され、相手の話を落ち着いて聞けるようになった

といった変化を感じることができました。

一方で、飲み始めの頃には胃のもたれを感じたり、睡眠の質が少し下がるといった副作用もありました。ただ、これらは服用を続ける中で軽減したり、対処できるようになったものがほとんどです。

ADHDの薬は人によって合う合わないがありますが、私にとってストラテラは生活を大きく改善してくれた薬でした。実際に10年以上服用していますが、長期的に見ても大きな問題は感じておらず、長く付き合っていける薬だと感じています。

もちろん薬の効果や副作用には個人差があります。ストラテラの服用を検討している方や、現在服用している方は、医師と相談しながら自分に合った治療方法を見つけていくことが大切だと思います。

この記事が、ストラテラについて悩んでいる方や情報を探している方の参考になれば幸いです。

※本記事の内容は情報提供を目的としており、特定の治療や薬の使用を推奨するものではありません。
本記事の情報を利用したことによって生じたいかなる結果や損害についても、当サイトでは責任を負いかねますのでご了承ください。

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